「火災保険」の意外と知らない補償範囲

家に住む上で必ず加入する「火災保険」
火災保険と聞くと、火災だけが補償の対象と思っている人も多くいらっしゃいます。
実は火災以外にも

• 落雷
• ガス爆発
• 風災・雪災・雹災
• 外部的要因による破損
• 水漏れ
• 盗難

といった、様々な自然災害や破損、盗難にまで補償対象になっているんです。
今回は意外と知らない火災保険の補償範囲について解説していきます。

火災保険の補償範囲一覧

火災保険補償範囲

• 火災
• 落雷
• ガス爆発
• 風災
• 雪災
• 雹災
• 外部的要因による破損
• 水漏れ
• 盗難

※ご加入中の保険によって補償内容は異なります。

基本の３点セット

どの保険会社の火災保険でも基本的に保証内容に含まれているのが以下の３点。

• 火災
• 落雷
• ガス爆発

火災

火災保険は主に、自宅が火事になった場合に補償されるもの。
そのため、もらい火や放火によって火災で生じた損害に関しても自分の火災保険を使う事になります。
その他にも、火の不始末などで火災がおこった場合でも補償されることもあります。

• タバコの火の不始末による火災
• 料理中に起こった火災
• 隣家が火事になった際、もらい火し自宅が被害を受けた場合。
• 隣家の火災の消火活動中、放水で自宅が被害を受けた場合。

このような場合、多くの保険会社で補償されることが多いようです。
しかし、寝タバコが原因での火災に関しては、保証対象外となるため注意が必要です。

ガス爆発

スプレー缶の破裂や、ガス漏れが原因での爆発による損害も火災保険の補償範囲です。
ガス爆発によって、火災保険を使用するケースはとても稀で、「知らなかった」という人も多いのが現状です。

• ガス漏れに気づかず、コンロやタバコに着火し爆発を引き起こした。
• カセットコンロが爆発し損害を受けた

このような場合に火災保険で保証を受けられる場合があります。

破裂・爆発によって損害を受けた場合、多くの火災保険では残存物取片づけ費用がセットになっています。
保険対象の後片付けに関しても保険で補償してくれるのは嬉しいですね。
更に、損害防止費用として、消化器の再取得や火災の拡大を防ぐために必要となった費用の補償もセットになっています。

実際に被害にあった際の補償が、どのようなものになっているのか今一度確認しておくと良いでしょう。

落雷

落雷によって生じた損害に関しても火災保険で補償が受けられるケースがあります。

• 落雷が原因の火災
• 落雷によって自宅の外壁・屋根が破損した
• 落雷の影響で電化製品が故障した

家財を補償する火災保険に加入していた場合、落雷によって家電製品が壊れてしまっても、補償の対象となります。

自然災害

• 風災
• 雪災
• 雹災
• 水災

といった様々な自然災害による損害でも火災保険で補償されることが多くあります。
自然災害でも補償されるという認知度は低いものの、火災保険の約６割はこのような自然災害で使用されています。

飛来物や雹によって割れてしまったり破損してしまった窓や外壁も補償の対象となります。
豪雪地帯などでは、雪の重みにより受けた被害も補償の対象内です。

不注意による破損

外部からのトラブルや、不注意での破損・汚損も火災保険の対象となる場合があります。

• 自動車の飛び込み
• 飛んできたボールで窓ガラスが割れた
• 日常生活の中で誤って家財を壊してしまった
• デモや内乱など、集団行動による破壊・暴力行為が原因での損害

外部が原因のトラブルの場合、加害者に損害責任が発生する場合があります。
その場合はすでに補償がされたとみなされて火災保険が適用外となる可能性も。

水漏れ

• 水道管の破裂で水漏れに
• 上の階の住人が原因で水浸しに

外部、内部限らず、事故によって室内が水浸しになってしまった場合や、損害が生じた場合も火災保険で補償される場合があります。

盗難

窃盗・強盗の被害にあった際、家財の破損・汚損や盗難による損害を火災保険で補償できる場合があります。
現金の補償に関しては限度額が定められているため、その範囲内での補償となります。

火災保険を今一度確認してみませんか？

加入の火災保険によっては、今回ご紹介した補償内容が含まれていないこともあるでしょう。
今一度火災保険を確認してみると、意外と知らなかった補償がたくさん含まれているかもしれません。
万が一に備えて、火災保険を今一度確認してみましょう。